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< 船井幸雄人間クラブ全国大会 2012 ・ レポート >
 先の2010.09.11〜12に開催された船井幸雄人間クラブ全国大会2010に参加してきましたので、
主なセッションについて簡単に内容をご紹介したいと思います。
 尚、詳細はオープンワールドストアからDVD、CDが販売されていますのでそちらをご利用下さい。


7.山元加津子

  
(石川県特別支援学校教諭)

  〜みんなそのままで素敵〜

・「大好き」と言われると心がふるえるのだと思います
・私の同僚で親友の、”宮ぷー(宮田俊也)”という人がいます
・白雪姫プロジェクト


<「大好き」と言われると心がふるえるのだと思います>

昭和55年から石川県の養護学校教員をしています。
「大好き」という気持ちは、人間の心を動かします。
「大好き」と言われると心がふるえるのだと思います。

就職後最初に担当したのは、無脳症の子供さんでした。
はじめは身体を抱いて、”大好き”と言っていたら、数ヶ月した手足をバタバタさせるようになったんです。
校長先生に報告したら、”たまたまだよ、そういうこともあるんだよ”って、
言われたんです。

ところがその後、私が近づくと手足をバタバタさせることが分かったんです。
きっと、私の足音を
聞き分けていたんです。
そして、足の裏をこちょこちょってやると、笑ったんです。

重症の子供さんの一人に、何語でもその意味がよく分かるお子さんがいました。
言葉ではなく、その気持ち(意味)が瞬間的に伝わる(浮かぶ)のだそうです。
ある自閉症の子供さんは、韓国語がペラペラでした。
その子供さんは、単に韓国の短波放送を毎日聞いていただけだったんです。

かおりちゃんという失語症の子供さんがいました。
ある日から、私のまねをするようになりました。
最初は気づかなかったんですが、かおりちゃんのパンを食べる仕草が何か面白かったので、それを言ってあげると、聞いていた仲間の先生に”加津子先生も同じ様にしているよ”、と言われたんです。
よく見ると、本当に私はその様にしていたんです。

それから間もなく、髪をさわる癖なども真似るようになりました。
私を好きになってくれたんだなと思いました。
かおりちゃんは、それまで一生懸命声を出す訓練をしてきましたが、声を出すことができませんでした。

かおりちゃんのお母さんも諦めて、”もうこの子からお母さんと一生呼ばれることがないでしょう、だからこりが可愛そうなのでもう声を出す訓練はしないで下さい”という事を言われていました。

でもどうしても”まま”と呼ばせてあげたいと思ったんです。
そして、かおりちゃんに”まーま”って言ってごらんって、何回か練習をしたんです。
そしたら、ある日かおりちゃんが”まーま”って言ったんです。

もう嬉しくって、早速かおりちゃんのお母さんに、その日の夕方ご自宅に行ってもいいですかって、お電話したんです。
お母さんは、ちょっと不思議がっていました。

自宅を伺って、かおりちゃんに、”お母さんにまーまって言ってごらん”って言ったんです。
そしたら、お母さんに、”まだそんなことをしてるんですか!”って怒られたんですが、私は、”違うんです、聞いて下さい”って。

そして暫くして、かおりちゃんの口から”まーま”って、言葉が出たんです。
もう、お母さんは驚きと喜びで涙涙で、”かおりから、この言葉を聞けるなんて”って。

「大好き」という言葉は、みんな嬉しいんです。
たぶん、受精卵の時からかもしれません。

大ちゃんという乱暴な小学生のお子さんがいました。
最初は会話がかみ合わず、ひらがなを1年半教えていました。
漢字の勉強にもなると思い、ワープロを与えると、知らないと思っていた漢字を知っていたんです。
そのうち、詩を書き出しました。
そして、今は詩人として活動しています。


<私の同僚で親友の、”宮ぷー(宮田俊也)”という人がいます>

その彼がある日脳幹出血になって突然倒れ、全身麻痺状態になりました。
最初は全く反応が無かったので、思いを伝える”あかさたなスキャン”ができなかった。
しかし、国学院大学の柴田先生に来て頂き、思いを伝え、宮ぷーの思いも聞くことができた。
私には柴田先生のその方法が分からず、信じられなかった。

人は目の前の自分の事実しか見えない、理解できない、信じられない。
でも、視野や思考を広げた方がよい。自分の知らない事は多くあると分かったんです。
だから、”あかさたなスキャン”でさえ、知らないで困っている人や苦労している人、理解されない患者が多いと考えて、それらの知識を広めるための「白雪姫プロジェクト」というのを始めました。


<白雪姫プロジェクト>

白雪姫プロジェクト」http://shirayukihime-project.net/

「白雪姫プロジェクト」は、回復の方法や、それにつながる意思伝達の方法、口から食事を
とること、リハビリの方法、介護の方法などの情報を集め広めるプロジェクトです。

医療現場の常識と本当の真実(方法)とは違うと思います。
患者関係者で知らない人が多いので、多くの人に伝えてあげたいと思っています。
是非皆さんにも、ご協力をお願いします。


宮ぷーも今では車椅子を自分で乗れるようくらいに、リハビリができるくらいまで回復しています。
その回復過程を記録にしようと思いました。それを映画にしています↓。

僕の後ろに道はできる」http://www.youtube.com/watch?v=wPZsQVoqAH0


宇宙(そら)の約束」http://www.yonbunnoichi.net/soranoyakusoku/

こちらは、2008年12月21日上映を開始した山本加津子さんの生徒のお話のドキュメンタリー映画。




---コメント---

素晴らしく魂のきれいな方だと思います。だから、いろんなお子さんに気持ちが通じるのだと思います。涙も少し出てきます。つい自分を比較して、ちょっとブルーな気分になってしまいます。しかし、まだ間に合う。と自分に言い聞かせつつ、頑張って生きようと思います。





船井幸雄人間クラブ全国大会2012レポート












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