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< 芸術 >


今日の芸術―時代を創造するものは誰か (光文社知恵の森文庫)
岡本太郎



























 (目次):
 第一章 なぜ、芸術があるのか
 第二章 わからないということ
 第三章 新しいということは、何か
 第四章 芸術の価値転換
 第五章 絵はすべての人の創るもの
 第六章 われわれの土台はどうか


 (内容): 
生きるよろこび、芸術の見方ーあなたには先入観がある、「八の字」文化、わからない絵の魅力、鑑賞と創造の追っかけっこ、新しいという言葉、芸術は常に新しい、新しいものへのひがみ、近代文化の世界性、アヴァンギャルドとモダニズム、芸術はここちよくあってはいけない、芸術はいやったらしい、芸術は「きれい」であってはならない、芸術は「うまく」あってはいけない、見ることは、創ることでもある、昔、絵は見るものではなかった、下手な絵描きたち、名人芸のいらない時代、だれでも描けるし、描かねばならない、自由の実験室、子供と絵、日本文化の特殊性、芸術と芸ごと、日本的モラル、など。


 (コメント): 
既に故人となりし岡本太郎氏ですが、本を読んでいると、まだ生きているような、話しかけられているかのような、不思議な感覚を覚えます。
大阪万博での「太陽の塔」製作や「芸術は爆発だ!」の言葉で有名で、少し変人的なイメージの強かった岡本太郎氏。しかし、この本を読めば、非常にインテリ(知識人)であることがうかがえます。非常に分かりやすく芸術について解説がされていますので、私の様な素人の方々にはきっと役に立つでしょう。現代芸術も自分なりの見方で自由に観れるようになります。その芸術作品から何を感じるか、それは人それぞれでいいような気がしてきました。自分だけが素晴らしいと思う作品があってもいいのです。


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