カプセルでそのまま腸まで送り届けられたNS乳酸菌は、爆発

的に増殖して食物を発酵、良質なアミノ酸をつくります。

　このNS乳酸菌を発明したのは、中国科学院の金鋒博士です。

　きっかけは、２００３年でした。世界中で・・・・が猛威を振るう中、数日間高熱で苦しんだ友人が、日本人からもらった乳酸菌を飲んでいたら治ってしまったということでした。

　それを聴いた博士は、その後乳酸菌の研究に没頭していきました。
博士は、バクテリアバンクや、少数民族の伝統食の中から乳酸菌を抽出し、特に高機能な乳酸菌を選び出して独自の培養方法を開発しました。

そして得られた乳酸菌を、NS乳酸菌と名付け、これらを動物テストしたところ、驚くべき結果が出たのです！

　病気による死亡率が70%にも達していた養豚場で NS乳酸菌を与えると、病気はほとんど消えてしまい、豚の死亡率は、自然死亡率といえる５％にまで低下しました。

それだけではありません。
養豚場の悪臭が完全に消え、いつも騒々しく喧嘩ばかりしていた豚達がすっかり穏やかになってしまったのです。

さらにその豚たちは、病気にかからず、より少ない飼料ですくすく育ったのです。
豚の肉質を検査したら、例がないほど高いアミノ酸の数値が出ていました。

　自信を持った博士は、さらに広州にある中山医科大学に依頼してウイルスの実験を行いました。

ヘモフィラス・インフルエンザ・ウイルスという、人間が感染したら出血を伴う激しい症状を起こすウイルスを使い、その感染細胞にNS乳酸菌を投入すると、それらの細胞は増殖も細胞破壊も起こさず、感染が完全に抑制されることが確認されました。

　そして、それから５年。様々な実験、テストが繰り返され、多くの分野に応用できることが分かりました。


その結果、「ハイパーラクタム」、「ラクトディフェンス」が生まれたのです。



(金鋒博士のプロフィール)
　博士は、少年時代に農業従事中に農薬中毒で九死に一生を得て、それをきっかけに生命工学に目覚めていきます。中国科学院に技術者として就職後、猛勉強して研究者となり、東大に留学し博士号を取得しました。

人柄的には、モンゴル出身だからでしょうか、一般的な中国人のイメージと少し違い、横綱白鳳のように日本人に近く真面目な感じで親近感がもてます。（店長の偏見かもしれません）。