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< 船井幸雄人間クラブ全国大会 2012 ・ レポート >
 先の2010.09.11〜12に開催された船井幸雄人間クラブ全国大会2010に参加してきましたので、
主なセッションについて簡単に内容をご紹介したいと思います。
 尚、詳細はオープンワールドストアからDVD、CDが販売されていますのでそちらをご利用下さい。


5.澤田升男

  
(経営コンサルタント)

  〜復興から学んだ本当に必要な住宅とは!〜

・大手ハウスメーカーは消費者のための住宅を造らない
・本当の事を言いたい


<大手ハウスメーカーは消費者のための住宅を造らない>


大手ハウスメーカーは消費者のための住宅を造らない。
住宅関連の法律は、メーカーのためにある。法律作成時に各大手メーカーにお尋ねをして作成される。
東日本大震災の復興支援事業も大手メーカーのための部分が目立ち、被災者主体になっていない。

例えば、仮説住宅は建設費用が安く抑えられた寒いプレハブ(住人が寒さ対策を強いられる)であり、メーカーが稼げる仕様にされている。

実際に、材料原価は受注価格の10分の1程度(メーカーは笑いが止まらない)。
もっと価格を下げて復興費用を節約することが可能である。
復興建築メーカーは被災者の生活のことを真剣に考えていない(震災は巨大な市場の出現でしかない)。

私は、復興支援として本当に冬も暖かい長持ちのするログハウスの建設を何棟かしてきたが、突然林野庁から、”やめてくれ”と言われた。
理由は、メーカーの(お粗末な)プレハブとの差が分かりすぎる、という事だった。

また、民間住宅も同様に、見た目は良いが中身は価格程の価値が無い。
例えば、「ミ・・ホーム」の5000万円の家は、1350万円の価値(原価)しかない。

日本の家は、一種のビニールハウスと言ってもよい。夏暑くて冬寒い。湿度調整できない。
耐震性もない。何故なら構造計算もいいかげん。各種法律は大手メーカーのためにある。
大手メーカーを稼がせるために作られる。

施工方法や材料について言うと、
例えば、サイディング(壁)施工時にはパネルに穴を開けなければならない。
しかし、この穴は壁の強度を弱くする。
また、取り付け時によく割れるので、雨や湿気の進入
があったりして老朽化が早くなり、リハウス(修繕)のサイクルが早くなる(8年位)ので更に建築屋は儲かる。
昔からあるモルタルの壁の方が丈夫だが、建築屋が儲からないのであまりやらない。

被災地の「ヘー・・ハウス」の家の一つでは壁が落ちていた。
そのパネルは4箇所で止められていなかった。
この断熱効果の高い壁は冷めにくい、ということは夏暑いということ。

日本の住宅は平均寿命28年、リフォームまで平均8年である。これは短すぎる。
長期優良住宅の寿命は28年。
最初は国も短すぎるのでダメだと言っていたが、最終的には
仕様を一切変更せずに法律ができてしまった。

では、長期優良住宅は今までと何が違うのか?
それは、価格。この法律のおかげで便乗値上げがされている。

<本当の事を言いたい>

どうして私が会社を売却したか?
それは、住宅文化というか、何か後世に残して生きたいという思いがあったから。
本当の事を言いたい、というのがあった。

私は、「トリプル断熱」、「0宣言」、「生体エネルギー」、などの本当に住む人のためにる事を開発や採用をしてきた。
「トリプル断熱」技術は、夏でもエアコンがいらず、冬は暖かい。
外壁にも熱反射性塗料を使って
いるが、この震災でもひび割れ一つ無かった。

「0宣言」では、アセトアルデヒドの出る木工ボンドを使わず、燃えた時に毒の出る日本製のセルロースも使わず、シロアリもでない。

「生体エネルギー」技術を用いた内壁は、良い波動を出し続け、室内の有害な化学物質(気体;アセトアルデヒドなど)も消えてしまう。

杉材としては、「愛工房の杉」を使うようにした(「温かい」「固い」「重い」)。
太陽光発電パネルはドイツ製。日本製より性能高く、価格が安い。
しかし、現在の売電用パワーコンデイショナーでは20%パワーダウンし、しかも低周波が出て
身体に悪いので、そのような弊害の無い蓄電バッテリーを開発している。
バイオマスエネルギー・システムも2億円で300戸分作った。

プロとして喜んで頂ける家を建てたい、という思いが強い。
今は、月〜金まで無料で、建築家にセミナーを開催して、心を伝えている。
(儲かれば良いというのではなく、プロとしてのプライドをもってもらう)
これは、父親が死んでから気づいた。
詳しくは、「神様が宿る家」「神様が宿る家2」を読んでほしい。
印税は全て寄付している。




---コメント---


澤田升男さんのお話は2度目ですが、とても情熱的にお話をされます。また、非常に正義感が強く、エネルギッシュです。お話の内容は、私が阪神大震災で実家の家を建て直した時から感じている”大手メーカーへの不信感”と一致するものです。実際に、昨年近くで「トリプル断熱」、「0宣言」、「生体エネルギー」の家を見学しましたが、居心地の良い家で暖かさも感じました。澤田さんの活動には敬意を表します。
住宅業界は、本当に変わらなければならないと思います。




船井幸雄人間クラブ全国大会2012レポート












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